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歩こう会・篠栗霊場めぐり   






【日時】
平成22年4月6日(火)  AM10:00 JR山手駅前に集合
【参加人員】  52名
【コース】  JR山手駅前前第78番札所山手阿弥陀堂~木原喜造翁の碑~第17番札所 山手薬師堂~第48番札所 中ノ河内観音堂~第14番札所 二ノ滝寺~第24番札所 中ノ河内虚空蔵堂第42番札所 中ノ河内仏木寺第83番札所[千手院~昼食~第46番札所[岡部薬師堂]第68番札所[岡部神恵院]第10番札所[切幡寺]第8番札 金剛の滝観音堂第38番札所[丸尾観音堂]第41番札所[平原観音堂]第23番札所[山王薬師堂]第73番札所 山王釈迦堂第61番札所 山王寺第67番札所 山王薬師~~JR山手駅

4月6日大安の晴天吉日、陽春の心地好い風に若杉山は桜吹雪!篠栗霊場巡りも今年で6年目。52名がJR筑前山手駅に集合。早速、78番「山手阿弥陀堂」を本日の打ち始めとして、曲がりくねった遍路道を少々喘ぎつつ霊場をめぐり、若杉山の中腹標高300mの83番「千手院」に到着。境内の休憩所にて昼食をいただく。午後は下り坂。しかし凸凹の遍路道、足もとを注意しながら8番「金剛の滝・観音堂」などの霊場をめぐり、67番「山王薬師堂」にて本日の打ち納め。全員健脚、国道201号線を一気に歩きJR篠栗駅にて解散。本日の歩行距離9km。(野田 弘信)

篠栗霊場の開創について
天保6年(1835)、
尼僧慈忍が本四国88ヶ所巡拝の帰路篠栗村に立ち寄りました。疫病・飢餓に苦しむ村人を見て、村民救済を弘法大師空海の導きに求め断食・祈祷を続けたところ、大願成就し村に平安が戻りました。
そこで慈忍は、この地に88ヶ所霊場を創設することを発願。ところが慈忍が志半ばで没したので、その後は篤進家
藤木藤助が志を継ぎ、村内各所に88体の本尊を安置したのが、篠栗新四国88ヶ所霊場の始まりといわれています。
その後興廃を繰りかえりながらも、明治32年(1899)高野山にあった南蔵院を、篠栗霊場の総本山として迎え入れて以来、参拝者は年々増え、今日の繁栄にいたっております。
八十八の意味は男厄年42歳 女厄年33歳 子ども厄年13歳、合計すると88。厄難を除くため、八十八ヶ所の霊場を開きました。
第6回目の篠栗霊場巡りのコース
第78番札所山手   阿弥陀堂
JR筑前山手駅から飯塚方向へ200メートル行き、料亭「栄屋」の裏の道を登った所。すぐ裏を篠栗線の鉄道が通っていて、この境内には「日切地蔵菩薩堂」があり、その地蔵堂と本堂の間をお百度参りすると御利益があると言われているそうです。
「日切地蔵」が有名で日切とは、月日を限定して地蔵菩薩に願をかけると、必ず成就するという信仰だそうです。
世話人の野田さんより本日のコース説明 初参加の高田正春さん
篠栗霊場開発の立役者の木原喜造翁の碑
第17番札所 山手薬師堂
第48番札所 中ノ河内観音堂
この札所近くはピンクや白の花桃の木がきれいでした。
第14番札所 二ノ滝寺
篠栗町役場の冊子によると、『その昔、畳三枚の庵に慈光尼が堂守となり、粗食粗衣に徹し、遍路に心のこもった精進料理を出し評判を呼んで有名になった』とあります。本堂前には二ノ滝が流れていました。
総チーク材で作られた二ノ滝寺本堂 二ノ滝
第24番札所 中ノ河内虚空蔵堂(本尊虚空蔵菩薩)
石段を上ると、すぐ「藤木藤助翁誕生の地」の石碑がありました。藤木藤助は、、中ノ河内の金澤家に生まれ、田ノ浦の藤木家の養子となり初代南蔵院の林覚運師のもとで、霊場の発展に尽くした人です。中ノ河内虚空蔵堂が建て替えの折、信者相寄って生誕碑を建立したそうです。
ここからは鳴渕ダムが見えました。
第42番札所 中ノ河内仏木寺
本尊は四国仏木寺から勧請の大日如来で牛馬安全、家畜守護仏として信仰を集めているそうです。
急な坂道でさすがにバテ気味、しばしの休憩。
第83番札所(千手院)
建立して20年の本堂を構える千手院。見所は本堂。豪華絢爛で派手な作りの本堂と、境内には「稲田姫縁結び神社」があり、自分の名前を書いたロウソクが最後まで燃えれば良い縁があると噂があり、縁を求める参拝者が後をたたないそうです。
今日ははここで昼食・休憩をして、集合写真を撮りました。
この写真はクリックすると拡大します。(450KB)
集合写真に間に合わなかった4人娘です。
第46番札所[岡部薬師堂]
遠目から眺めた第46番「岡部薬師堂」で本尊は、四国浄瑠璃寺から勧請の薬師如来です。
第68番札所[岡部神恵院]
不運にも旧岡部神恵院は平成8年放火で全焼し、本尊も消失したそうです。釘抜き地蔵の左手には、火事で黒ずんだ石像も見られ、今の仮堂には、金箔の阿弥陀如来像が新しく安置されてありました。
第10番札所[切幡寺]
神恵院から500mほど下ると、第10番「切幡寺」全貌が見えてきました。外観はチベット寺院の雰囲気で、50段の石段を上ると本堂がありました。本尊は四国切幡寺から勧請の千手観世音だそうです。
お大師さま御入定の霊験にじかに触れてもらうために高野山の霊木で建立された本堂をもつ「切幡寺」。このお寺には高野山奥の院に千年来灯し続けられる「貧女の一灯」の分灯や、タイより奉納された、お釈迦様御尊像と仏舎利(御真骨)が祀られている。さらに篠栗にはここだけという「阿字観瞑想道場」や、実際に千本の手と目が彫られた「千手千眼観音」、土用丑の大祭にしか扉を開かない「秘仏の厄除千手観音」など神秘的な多くの仏様が祀られていました。本堂前から見える景色は見事でした。
第8番札 金剛の滝観音堂
金剛の滝観音堂は、女性の守護神といわれる淡島明神堂をお祀りしていて、その前に「くぐり鳥居」という小さな鳥居がありました。また、不動明王を安置した滝場の他、四季折々の木々や花々の移り変わりを楽しむことができるので“癒し”を求める札所のようです。
第38番札所 [丸尾観音堂]
本尊は千手観世音で、この丸尾観音堂を創設したのは、藤木藤助を助けた5人衆の有隅文助だそうです。
第41番札所[平原観音堂] 第23番札所[山王薬師堂
本尊は、四国龍光寺より勧請の十一面観世音で、5mの大きな大師像がありました。ここは、「花のある札所」として有名でチューリップが満開でした。 本尊は、四国薬王寺勧請の薬師如来です
第73番札所 山王釈迦堂
第61番札所 山王寺
平成12年に改装落慶されたばかりの本堂で、本尊大日如来が金色に輝いていました。 大師堂前の階段にあった かわいいお地蔵さん達
第67番札所 山王薬師
本尊は薬師如来です。今日の歩こう会はここが打ち止めです。
本日の予定17ヶ所巡拝は。天候に恵まれ、桜や花桃を万傑し、無時終わりました。予定より早かったのでJR篠栗駅まで歩いて、快速で帰路に着きました。 本当にお疲れ様でした。