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歩こう会・篠栗霊場めぐり   






「藤木藤助翁」ゆかりの霊場めぐり
【日時】
平成19年10月2日(火)  AM10:00 JR筑前山手駅に集合
【参加人員】  52名

歩こう会では、一昨年より「心のやすらぎと健康維持」のため、年一回篠栗霊場めぐりを行い、6年間で八十八ヵ所をめぐり終えたいと思っています。 今回は3回目の篠栗霊場めぐりで、10月2日JR筑前山手駅に52名が集合。 11番札所山手薬師堂を振り出しに、14番札所中ノ河内二ノ滝寺の精霊殿で昼食をいただき、62番札所篠栗遍照院を当日の打ち止めとし、合計18カ寺のお遍路めぐりをいたしました。最後は、OBの一木猛さんがリーダーとして活動されている「福祉シヨツプ・トライアングル」に立ち寄り、福祉活動をされている皆さんを激励いたしました。 身も心もきれいになった一日でした。 歩行距離10km。(野田 弘信)

       【今回のコース】
筑前山手駅前広場~
(11)山手薬師堂~
(25)秀善寺~
(40)一の滝寺~
(52)山手観音堂~
(17)山手薬師堂~
(48)中ノ河内観音堂[西林寺]
(14)二ノ滝寺[高聖山真言宗]
(24)中ノ河内虚空蔵堂
(20)中ノ河内地蔵堂[鶴林寺]
(67)山王薬師堂~
(73)山王釈迦堂~
(61)山王寺~
(77)山王薬師堂
(39)高野山真言宗延命寺~
(19)篠栗地蔵堂 立江寺~
(62)遍照院~
福祉ショップ(トライアングル)~
JR篠栗駅
【篠栗霊場の歴史】
篠栗霊場の歴史は天保年間に慈忍という人がこの地を訪れた天保六年に始まると言われています。慈忍は四国八十八箇所を巡拝したその帰りに篠栗村に立ち寄った尼僧で四国八十八箇所の開祖たる弘法大師も訪れたと伝わるこの村の者達の困窮を垣間見た慈忍は、その救済を目論みこの地にとどまり弘法大師の名において祈願を続け、やがて村に安寧をもたらしたものと伝わているそうです。このことを弘法大師の利益(りやく)であるとした慈忍は、村の者達に四国のそれを模した88か所の霊場の造成を提案。呼応した村人達の手によって徐々に石仏がつくられはじめ、慈忍が没したのちにおいて、その志を継ぐ村の篤志家達の尽力によって88に達する霊場群が完成、それが今にある篠栗霊場の起源であると伝わっているそうです。

【八十八箇所の意味】
男厄年42歳 女厄年33歳 子ども厄年13歳、合計すると88。つまり弘法大師は、我々の厄難を除くため、88ヶ所の霊場を開いたそうです。
第六十二番札所[遍照院] 弘法大師前での集合写真(この写真はクリックすると拡大します)
第二十五番札所 秀善寺(本尊:一願地蔵菩薩)  (撮影:下村宏さん、菊竹宏明さん)
ご本尊は「一願地蔵菩薩」で一生に一度だけお願いをかなえてくださる有難いお地蔵様のようです。
第四十番札所 一ノ滝寺 (本尊:薬師如来)  (撮影:下村宏さん、菊竹宏明さん)
有徳の人、智全尼が開創した霊場でここには男滝と女滝があり、本堂前で合流しています。   (撮影:本多 明さん)
一ノ滝寺に行く途中に番外編の(明王院)があり、その本堂の横に奇妙な置物があって目のやり場に困りました。
第五十二番札所 山手観音堂 (本尊:十一面観世音菩薩)
山手観音堂前景 弘法大師尊影
この像は、喜捨をもらった十万人の方々の名前を書き連ねて太師像を描いているそうです。戦後物のないころの浄財で完成した毛利純堂と名乗る老僧の作品だそうです。
第十七番札所 山手薬師堂本尊:薬師如来
眼病にご利益があるそうで、パソコン疲れの目のため、しっかりお参りしました。
第四十八番札所 中ノ河内観音堂[西林寺]本尊:十一面観音菩薩
第二十四番札所中ノ河内虚空蔵堂本尊:虚空蔵菩薩[最御崎(ひがし)寺]
藤木藤助は、中ノ河内の金澤家にうまれ、田ノ浦の藤木家の養子となり初代南蔵院の林覚運師のもとで、霊場の発展に尽くした人だそうで中ノ河内虚空蔵堂が建て替えの折、信者たちが相寄って生誕碑を建立したそうです。
虚空蔵堂 藤木藤助誕生の地碑
第十四番札所 二ノ滝寺[高聖山真言宗 本尊:弥勒菩薩
本堂 本堂の前の二ノ滝
本堂前での集合写真(この写真はクリックすると拡大します)
ミヤンマー産のチーク材と屋根は銅板の本堂 本日の昼食・休憩
本日のコースは10kmとかなりの距離 、しかし風が涼しく、気持ちがいいコースでした。
第二十番札所 中ノ河内地蔵堂[鶴林寺]本尊は15体の地蔵菩薩
第七十三番札所 山王釈迦堂(出釈迦寺 本尊:釈迦如来)
第六十一番札所 山王寺(真言宗御室派 大師堂)
大師堂前の階段にある わらべ地蔵 山王寺本堂
第七十七番札所[山王薬師堂]本尊:薬師如来
本尊は薬師如来でこの札所は讃岐の道隆寺からお砂を貰い受け、この地に創設したのが始まりだそうです。
霊場めぐりで出会った花
第三十九番札所[高野山真言宗 延命寺]本尊:薬師如来
本尊薬師如来は「厄除け願かけ薬師」と呼ばれています
第十九番札所[篠栗地蔵堂 立江寺]本尊:地蔵菩薩
第六十二番札所[遍照院]
本尊は四国宝珠寺より勧請の十一面観世音です。遍照院は博多東長寺の末寺で、櫛田神社の境内にあったのが、明治初期の神仏分離でここ篠栗上町に移されたそうです。 本堂の右手に大きな修行大師像があり、篠栗一の大きさのコンクリート像(高さ11m)です。
修行大師像 遍照院本堂
松九会会員の一木猛さんが、この度篠栗駅近くに福祉ショップ(トライアングル)を開店されましたので激励を兼ねて訪問しました。