メンバー:柴田恭輔、澤田眞次・律夫妻、藤井哲夫・和子夫妻、藤尾明、村上直人、信岡雄蔵、佐藤直之、占野厚、原田和夫
コースタイム:宮崎市内(前泊ホテル)8:05=タクシー=8:40塩鶴登山口…9:05第1休憩所9:10…9:15針ノ耳…9:55第2展望所10:05…10:30山小屋10:40…11:05双石山山頂(昼食)11:40…12:08山小屋…14:00登山口
会社OB会の旅行で宮崎・西都原古墳と綾町の酒仙の杜などを見学し1泊。翌日、観光組と登山組に別れ双石山へ登った。登山口には大きく立派な標識が建っているが地図も文字も小さく細くて見づらい。杉の植林された坂を登り第1休憩所へ、ベンチとお宮が鎮座。さらに数分で大きな岩(天狗岩)が頭上にかぶさるように立ち、風化した砂岩の岩が奇妙な形で迫ってくる。その中段に神棚くらいの小さな「針ノ耳神社」が祀ってある。ロープがかけられた急な崖状の登路を登ると大岩の背面に出るが、この岩の風化も梵字のような不思議な模様を見せている。
針ノ耳と呼ばれる狭い岩の下をくぐり窪地(空地)へ出ると、四方が大岩に囲まれていて真上は空だけが見える。昔海底にあったと思われるこの岩には、貝類の化石などがついていそうな感じである。ここを出ると谷状の地形となり、沢ルート・尾根ルートの標識があるが、沢ルートに足を入れる。階段状の石や木の根が張り出した急な登りが続き、やがて稜線に出て第2展望所に着く。一休みして宮崎市街・日向灘を一望した後、いくつかのピークを越え山頂へ。
山頂には大きくどっしりとした赤松が1本、枝振りもなかなかの見物。昼食後下り始めてすぐのところに、枯れ枝が吹き寄せられたような感じの半円状の囲みがあった。何だろう?と思って見ていたら、山の植物の保護のための囲いのようで、さらに目を凝らすとなにやらオレンジっぽい小さな植物が数本芽を出している…。原田“花”博士が即座に“奴草(やっこそう)”だという。2センチほどの小さな芽だが、皆初めてのご対面で即カメラの出番となる。下りてきた登山口近くの茶店の壁に貼ってあった写真に“奴草”の文字が書かれていた。
|