| ２日目 １１月６日（月） 歩こう会 |
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【コース】 宮崎観光ホテル堀切峠(休憩)鵜戸神宮(参拝)油津･堀川運河飫肥城･飫肥散策(観光･昼食)・・・・・・
道の駅田野(登山組合流)田野ＩＣ宮原ＳＡ(休憩)基山ＳＡ(下車･休憩)太宰府ＩＣ福岡市内(日本銀行前)
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| 堀切峠・道の駅フェニックス |
ＡＭ８：００に宮崎観光ホテルを出発して日南海岸を南下し、飫肥へ。
最初の観光地はどこまでも広がる海と沿道に並ぶフェニックス、フェニックスごしに見る太平洋そして空、ほんとに南国宮崎というイメージの掘切峠でした。運転手の話では今若い人・バスガイドも洗濯板が判らないそうで洗濯岩の意味が理解できないそうです。
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| 祇園神社 |
| 祇園神社の前に赤い鳥居が建っていて鳥居の奧は崖に穿たれた洞窟が延び、その奧に龍神が祀られていました。本殿入口左右の神様は龍神（八岐大蛇）様と水神（水波女命）様を祭っていて疾病（特に腹痛など）除け 厄難除けの守護神で航海安全 商売繁盛 五穀豊穣 縁結びの神様であり人々を海難 水難を始め 諸災難から守る神様として広く親しまれているそうです。 |
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｢堀川運河人柱供養碑｣ 通称 "人柱様"
現在と違い当時は石工のノミだけに頼る切削作業、特に最終工区の河口付近、吾平津神社前辺りは硬い岩盤の為、遅々として工事が進まず、ついには ｢人柱｣ をたてたと伝えられているそうです。ここは古くから人柱様と呼ばれ、地蔵尊などもまつり、漁業者など地元の人々から守り続けられて来た伝説の地であり、松の木の下に人柱が埋められていると伝えられていますがボランテイアの方は人形を生めたのではないかと言う事でした。。 |
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| 日南市の油津港と広渡川河口を１４００ｍで結ぶ「堀川」は、飫肥杉（おびすぎ）の木材を運搬する目的で飫肥藩が水路として開設、港も木材積み出し港として活況を見せ、藩の財政を潤したということです。飫肥杉はネバリがあり水に強いことなどから造船材として当時重宝された様で、この船材は゛弁甲゛という特殊な名で呼ばれ、イカダに組み「堀川」を下り、港から船積みされていた。これを｢弁甲筏流し｣と呼ぶそうです。 |
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堀川運河架橋
明治36年（1903）、飫肥の名石工、石井文吉によって完成させた長さ21.0ｍ、幅5.65mの石橋で完成までに約４年の歳月を費やし、それまでの板橋から永久橋へと姿を変え、油津を横断する堀川に堂々たる姿を残していました。
映画男はつらいよ-寅次郎の青春編-（シリーズ４５作）に登場した町のシンボルであり「港祭り」の風景とともに文化財の堀川橋が映っているとの事です。「原作．監督 山田洋次」
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| 飫肥は、天正１６年（１５８８）から明治初期までの２８０年間飫肥藩・伊東氏の５万１千石の城下町として栄えたところで、復元された飫肥城大手門、本丸御殿の松尾の丸をはじめ、藩校や武家屋敷通、町並みと合わせて「九州の小京都」と言われています。 また、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているとの事です。飫肥のいろいろなお店は、瓦屋根の和風家屋に統一され、白い壁で調和のとれた家並みで城下町らしい景観でした。 |
| 飫肥城下到着後、早速 服部亭で昼食、先週ＮＨＫの（つるべの家族に乾杯）でこの服部亭での披露宴の様子が放映されました。 |
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武家屋敷通
昔をそのままに今に伝える「武家屋敷通」。石垣や生垣も昔のままに保存され、通りを往来する侍の姿をかいま見ることができるような、そんな錯覚を覚えそうな通りです。古い屋敷の姿が、点と線で結ばれる中にあって今なお、江戸時代の風致を味わうことができます。 |
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藩校・振徳堂
飫肥藩の藩校として天保２年（１８３１）に当時の藩主によって建築されたもので明治の外交官「小村寿太郎」が学んだところとして知られているそうです。 |
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| 飫肥の町の北方、町並みを見下ろす丘の上に、飫肥城があり、明治の廃藩置県の際に城の建物は壊されてしまったが、昭和50年代になって大手門などが復元され、往時から残る石垣などとともにかつての面影を今に伝えている城でした。 |
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歴史資料館
８００年間続いた伊東家の歴史に支えられている城下町飫肥の多くの文化遺産を展示していて甲冑、刀剣、武具、古文書、衣服など飫肥藩ゆかりの歴史資料約２２０点が展示、保管されていました。 |
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飫肥城大手門
昭和５３年６月に樹齢百年の飫肥杉を使用し、釘を使わない「組み式」で復元されました。飫肥城の玄関として勇壮な門がまえの中にも、季節ごとにその表情を変えながら永久の時を刻むかのように迎えてくれます |
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豫章館
明治２年に藩主が知事に任ぜられ、城内より移り住んだ屋敷です。屋敷内にあった数百年の老樟にちなんで「豫章館」と名づけられ、建物の使用木材は飫肥杉で、薬医門と広い庭園をもつ飫肥武家屋敷としては最高の格式の屋敷だそうです。 |
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| 飫肥の四半的（しはんまと） |
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四半的の由来
今を去る400年の昔、永禄11年はまさに戦国時代でした。15代｢伊東義祐｣公は２万余騎をひきいて居城の浮舟城（西都市）をあとに今は｢島津忠親｣のたてこもる飫肥城攻略に向かいました。篠ヶ城に本陣を構えた義祐公は寸分のすきまも残さず飫肥城を取り囲み昼夜を分けず攻め立てました。これに対して島津方の加勢援軍が包囲している伊東方を打って出ようとしましたが、伊東方は全軍突撃して島津勢を討取ることに成功した。 この戦いに伊東方は馬引、人足、附近の農民が竹作りの即製の半弓を持って参加し、｢ヤーヤーソレソレ当タルワ｣と大声で叫び、敵勢を圧迫し伊東方の勝利に大きく貢献した。
その後伊東藩内においては、この合戦の功績により一般、農民に娯楽用として弓矢を持つことを許可するようになったと言い伝えられているそうです。
何故四半的というか
農民武道（娯楽）として許可され、的までの距離 四間半（8.2m） 弓・矢の長さ 四尺半（1.37m） 的の大きさ 四寸半（13.6cm）だった。全て四半でまとまっている為、四半的と言う。特に矢の長いのが特徴だそうです。 |
| 伊東 マンショ （１５６９～１６１２） |
天正10年(1582年)、マンショがわずか13歳で、日本最初の天正遣欧使節の代表となり、ローマに渡りました。
日本を出てから3年後、イタリアに到着すると、ローマ市民に熱狂的な歓迎をうけ、教皇グレゴリオ13世に謁見（えっけん）しました。美しい衣装を付け、大小の刀を腰に、ふさのある帽子をかぶった純真華麗なマンショたちの姿や堂々とした言動は国々の人々に好印象を与えました。1年4ヶ月の滞在で、ヨーロッパ社会・キリスト教のすばらしさを学び、ヨーロッパの文化や印刷機、楽器、観測機、海図、などを持って長崎に帰国しました。キリスト教布教と国際化を見すえて、人民の幸せのために生涯をかけた人と言われているようです。
伊東マンショは1569年日向の都於郡城で生まれ、1612年長崎のコレジオ教会にて熱病のために亡くなり、飫肥には42歳と時に帰郷したといわれているそうです。 |
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| 織部灯篭（キリシタン灯篭） 左から 母町ノ上、伊東マンショ、八代奥方 伊東家累代の廊所 |
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| 小村 寿太郎（こむら じゅたろう）（１８５５～１９１１） |
 飫肥の生んだ明治の偉大な外交官。数々の功績がありますが、日露講和条約（ポーツマス条約）締結が最も有名でしょう。
１８５５年９月生まれで、１８６１年に藩校「振徳堂」に入学しました。安井息軒が先生としていた頃です。振徳堂を優秀な成績で卒業した１４歳の寿太郎は、小倉処平につれられて長崎に留学し、１５歳で飫肥藩の貢進生として大学南校に入学しました。１７歳で明治天皇を前に講演を行っています。２０歳でハーバード大学に入学し、帰国後大阪裁判所に勤めた後、外務省に入省しました。１９０１年４６歳で外務大臣に就任し、１９０５年９月５日に日露講和条約をアメリカのニューハンプシャー州ポーツマス市で調印しました。
日露戦争は戦局が泥沼化し、両国とも戦争を続けられなくなった所をアメリカの仲介で講和会議になったため、勝敗が決していない状況での講和会議開催という難しい局面でした。国民の期待に反して、政府関係者の先行きの見通しは暗いものでした。そのため、誰もが全権大使になる事を敬遠していました。しかし、寿太郎は愛国心からこの任を引き受けたのです。
ポーツマス会議でのこんなエピソードがあります。ロシア側は会議中フランス語を使用していました。もちろん、日本側が誰もフランス語を習得していないからであろうという推測からでした。しかし、勉強熱心な寿太郎はフランス語を習得していたのです。もちろん、ポーツマス会議でフランス語が必要になるとは彼自身、その当時予想しえなかったことでしょう。常日頃から勉学に勤しんでいた寿太郎だからこそ成し得た奇蹟です。寿太郎は敵の戦略などを得て会議を有利に進めるため、最後までフランス語を使用しませんでした。会議の数日後、ロシア全権ウィッテがフランス語で挨拶した際、初めて通訳を介さずに、流暢なフランス語で話をし、ロシア側を驚かせたそうです。
幼年期より、「誠」の精神を重んじ、貫き通した彼を誰もが尊敬していました。
１９１１年５６歳の時に勲功により爵位（侯爵）を授けられ、外務大臣を退任。宮崎に帰ってきた際、宮崎中学校（現・大宮高校）の生徒の前でこう話しています。「諸君らは誠であれ」。短いスピーチではありますが、彼の生き様を如実に表現した言葉です。その年の１１月に惜しまれながら亡くなりました。
日南市では、１９８５年に日露講和条約８０周年を記念し、ポーツマス市と姉妹都市を結びました。
その他の功績としては、日英同盟締結、関税自主権の回復等があります。 |
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飫肥中心部から本町橋を渡った左手の道路沿いに小村寿太郎侯が眠るお墓がありました。
小村侯は明治44年11月26日、神奈川県葉山にて永眠され、墓地は二ヶ所、一つは誕生地であるここ飫肥に、もう一つは東京の青山霊園に建てられているそうです。
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飫肥城下を１５：００に出発して登山組との合流場所の道の駅・田野に向かい、道の駅ではトイレ休憩と最後のおみやげを購入して帰路に着きました。帰りのバスの中では飫肥天をつまみに焼酎を飲みながら、ぼろいし山登山や歩こう会の飫肥散策の報告をしながら、賑やかな楽しいバス旅行でした。予定より早く１９：３０には天神に到着し、それぞれ沢山のお土産を抱えて自宅へ向かいました。
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 2日目・ボロイシ山・登山へ |
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洞窟の奥に本殿がありました
