建設事務所で、五ケ山ダムの概要・役割の説明後、早速ダム本体の堤頂を歩く |
右の写真がダム湖側 ダム堤頂長556m |
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下流(南畑ダム方向) |
上流・ダム湖側(中央は那珂川) |
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ダム建設事務所で昼食、午後はダム湖底に沈みゆくダム底部、橋、滝、小川内集落を歩く |
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参加者の集合写真 この写真はクリックすると拡大します |
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水没予定のダム壁面に「残したい自然」 那珂川町の小学生らペイント |
那珂川町で建設中の県営五ケ山ダムの水没予定地で16日、同町王塚台地区の小学生56人がほぼ完成したダム本体の壁面に思い思いの絵を描いた。町がダム完成後の観光資源化をにらみ、ダムの知名度やイメージ向上を目指して公募したイベントの第1弾。
ダムは2018年春の運用開始に向け、今年中に試験湛水(たんすい)を始める予定。町は5月、水没予定地(約130ヘクタール)を会場とするイベントを募り、12件の応募があった。9月までに順次、実施する予定。
この日のイベントは、地元の公民館が子どもたちのキャンプ活動の一環として応募。子どもたちは県のダム建設事務所職員の案内でダム本体(高さ102・5メートル)の直下に到着。巨大なコンクリート壁を見上げ「大きい」と感嘆の声を上げた。
子どもたちは「残したい自然」をテーマに、高さ2メートル、幅16メートルにわたり、木や花、動物などをペンキで描いた。参加した6年生(12)は「貴重な体験ができてうれしい」と話した。
=2016/07/17付 西日本新聞朝刊= |
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沈みゆく小川内集落・橋・滝を歩く (筑前・東小河内と肥前・小川内の国境水戦争地区) |
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平成18年頃の小川内集落(旧肥前側)・小学校 |
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樹齢700~800年の佐賀県指定天然記念物『小川内の杉』の移植工事が完了していました。 |
佐賀大橋下の移植工事現場 |
山祇(やまづみ)神社に移植した小川内の杉 |
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山祇(やまづみ)神社に有った夫婦杉・県天然記念物「小川内の杉」 移植に7億8600万円 |
■根を半分以上切断「油断できぬ」
福岡県が佐賀県との県境に造る五ケ山ダム建設で、神埼郡吉野ケ里町の水没予定地にある樹齢700~800年の佐賀県指定天然記念物「小川内(おがわち)の杉」を7億8600万円かけて移植。重さ500トンを超える巨木を鉄枠に囲んで現地より43メートル高い220メートル南側にレールを敷いて移した。
小川内の杉は、福岡県那珂川町と接する吉野ケ里町小川内地区にある山祇(やまづみ)神社境内にある神木で、樹高39メートル、根回り13・4メートル。1956年に天然記念物に指定された。 2008年に移転した神社の横に移す計画で、山の斜面に盛り土をして移植地までレールを敷く。巨木の周囲の土を掘り出し、鉄枠で囲み台座に載せる。
巨木を立ったままの状態で箱ごとレールで引っ張り上げる仕組みだ。斜面の整地など準備を進め、1週間かけて予定地に移した。
移植の実行までには紆余(うよ)曲折があった。地元をはじめ佐賀県側の強い要望を受け、福岡県は11年、専門家による検討会議を発足させた。再検討した結果、13年に一転して「移植は可能」と判断した。移植費はダムを造る福岡県が全額負担する。
オブザーバーとして会議を見守ってきた福岡県樹木医会代表理事の森陽一さん(61)は「新たな調査で、根が樹齢の割にしっかりしていることが分かった」。新たな根を生えさせる試みも良好な結果が出て、「この可能性にかけようという結論になった。移植先が同じ沢筋で、水や土が同じ条件であるのもプラスに働く」と解説する。
ただ、鉄枠で囲む際に根を半分以上切るため、「油断はできない」と森さん。「新たな根が栄養を吸収できるようになるまで時間もかかる。細かな異常を察知するためにも、注意深くケアする必要がある」と指摘する。 地元住民の25戸はすでに佐賀や福岡両県に移転している。
80代男性は「枠で囲っても水がきて水没することから移植が決まった。これほどの費用をかけてくれることにびっくりした」といい、「地域のシンボルとして先人から受け継いできたご神木。無事に成功して良かったと。 |
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移転した旧山祇(やまづみ)神社の境内の高さ39メートル、根元の周囲13・4メートル、樹齢700~800年の「ご神木」で住民に親しまれてきた。移植する杉は地元山祇神社(やまづみじんじゃ)の御神木といいます。 |
南畑ダムには水中で枯死した同じく天然記念物の山神社の御神木『たらちねの銀杏』があり、福岡県の天然記念物にたいする考え方が佐賀県と違うようです。 |
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