【日時】
平成28年6月7日(火)  AM10:00 新幹線筑後船小屋駅前に集合
【参加人員】    46名
【コース】  新幹線筑後船小屋駅~ホークススタジアム筑後~光明寺~矢部川河川敷遊歩道~恋ぼたる物産館~船小屋中ノ島公園~筑後船小屋温泉~県営筑後広域公園~九州芸文館~新幹線筑後船小屋駅(解散)

6月7日午前10時、JR船小屋駅前に人生経験豊富な松九会「熱男」達46名が集合!早速、「ホークススタジアム筑後」のメイン球場・サブ球場・屋内練習場等々広大な施設を見学しました。あいにく当日は、ニ軍の選手達も福岡ヤフオクドーム一軍ニ軍親子戦出場のため不在でありましたが、屋内で野球ができる天井も高い巨大な屋内練習場では、三軍の練習風景を見ることが出来ました。百道のヤフオクドームと同じ面積を有し、人口芝が張りめぐらされているメイン球場は、以前の雁の巣球場とは比較にならない程の立派な設備・観客席でありました。
この様な環境のところで毎日々々練習に次ぐ練習に専念出来る「若鷹たち」の今後の成長が楽しみになり、私たちも元気で長生きしなければと思いました。球場見学後は、清き流れの矢部川堤防沿いを2km程歩き、「川の駅:恋ほたる」に到着、屋根付きのベンチにて思い思いの昼食をいただきました。午後は、新日本歩く道紀行100選シリーズにも認定されている「温泉と川辺の遊歩道を歩く:癒しの道」を隅から隅まで巡りました。中でも江戸時代の文化年間(今から200年前)に発見された船小屋鉱泉場で、日本有数の「含鉄炭酸泉水」をこれが噂の炭酸泉水か!胃腸に良いと言って皆さんいっぱい飲んでおられました。当日午前曇り、午後快晴 、歩行距離 7km 
 (野田 弘信)

 
 新設のソフトバンクホークス・ファームを訪れ 癒しの道(川辺の遊歩道と船小屋温泉)を歩く
平成23年(2011年)に開業された九州新幹線。筑後船小屋駅は博多駅から新八代駅の間にあり駅舎は筑後広域公園で全国的にも珍しい「公園の中にある駅」です。
 公園は東西に細長く、駅舎の東側には九州文芸館や川の駅 恋ぼたるなどの施設があり、西側は多目的広場や運動場が広がり、県営の名の大きな公園でした。  
展望デッキからは筑後広域公園が見渡せ、中ノ島公園に生い茂る楠の巨木群や船小屋温泉大橋、清水山やお牧山などの姿も楽しむことができます。
 本日の歩こう会のスタート地点、九州新幹線・筑後船小屋駅にAM10:00に集合し、世話人の野田さんからの説明後、早速HAWKSベースボールパーク筑後 へ
福岡ソフトバンクホークス・ファーム本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」
常勝ホークスの礎となるファーム本拠地を見学できました
「ホークススタジアム筑後」のメイン球場・サブ球場・屋内練習場等々広大な施設を見学
 航空写真  スタジアム内
 参加者の集合写真     この写真はクリックすると拡大します
 屋内練習場:屋内で野球ができる天井も高い巨大な三軍の練習風景 
 
光明寺
光明寺のすぐ西側には耳納連山に源を発し有明海へ注ぐ矢部川が流れ、川幅は河川敷と併せて300m。 河川敷はグラウンドとなっていて東側約200mの所にJR鹿児島本線筑後船小屋駅と九州新幹線の筑後船小屋駅があります。
光明寺仁王門は何故か矢部川の堤防に向かって建てられています。 ということは参道は川の中にあったのか?。
境内の石碑には平成13年3月修復とあり仁王門の仁王様が力強い線で刻まれています。 仁王像の裏側の部屋には石仏が5体安置されていて仁王門をくぐり、境内に入ると右手に大師堂。少し進むと左右に石造九重塔。 右手の九重塔の東側には神社が鎮座していてさらに進むと本堂がありました。
 境内風景  九重塔(江戸期製)  大師堂 
仁王門は何故か矢部川の堤防に向かって建てられていてその先は矢部川です。 と、いうことは参道は川の中?
仁王像(阿形 - 向って右手)  仁王像(吽形 - 向って左手) 
仁王門 - 矢部川堤防からの集合写真 
集合写真     この写真はクリックすると拡大します  
 矢部川・河川敷 遊歩道を歩く
恋ぼたる物産館 で昼食・休憩
川の駅船小屋 恋ぼたるは、すぐ横を矢部川が流れていることから、道の駅ではなくて川の駅の名前が付けられ、施設内には日帰り温泉が楽しめる「温泉館」と、「物産館」がありました。 
「物産館」では、地元で採れた新鮮な野菜はもちろん、美味しい果物や八女茶などが販売されていました。
筑後広域公園・中ノ島公園 
矢部川の左岸に位置する中ノ島は、一見すると「島」には見えないかもしれません。それは島が矢部川と、普段は川の流れが殆どない矢部川放水路の間にあるからです。大雨が降り矢部川の水量が増すと、放水路に川水が流されます。
この中ノ島は島全体を樟(くすのき・楠)の巨木が生い茂っていて、「新船小屋のクスノキ林」として国の天然記念物に指定されています。樟は全体から一種独特の香りが漂い、樟脳という天然の防虫剤が作られます。神社などにも植えられることがことが多く、ご神木とされることも。
公園内には樟の巨木の間に遊歩道があるので、歩きながら神秘のパワーを吸収できるそうです。
船小屋温泉から中ノ島へ徒歩で渡る際におすすめなのはガタガタ橋。矢部川の増水で橋が流れてすぐ復旧できるように、板を渡しただけの橋だそうです。
 船小屋温泉大橋を渡って船小屋温泉郷へ  観光橋のガタガタ橋は壊れているようでした。
 
筑後船小屋温泉郷
 矢部川沿いに約10軒の旅館、ホテルがあり、飲泉時の効能もあって飲泉場が温泉の中心。筑後市側には共同浴場「恋ぼたる」があります。矢部川をはさんで筑後市側とみやま市側にそれぞれ鉱泉を飲むことが出来る施設(みやま市側:長田鉱泉場)があり、筑後市側は無料、みやま市側は有料だそうです。
船小屋鉱泉の由来
船小屋では昔からわき水が吹き出ており、この上を飛ぶスズメがよく落ちていたため、『雀地獄』と呼ばれていました。文化年間(1804~1818)、難病 で苦しんでいた老人が病の苦しさからいっそのこと死んでしまいたいと『雀地獄』の水を飲み、その中に浸りました。ところが、死ぬどころか気分がよくなり長 年の病気が楽になり、一ヶ月もすると治ってしまいました。この噂が広がり、近くの村々から湯治客がやってくるようになったため村の大庄屋が井戸を掘ること を決め、有馬藩の殿様に願い出て井戸を掘ったのが船小屋温泉の始まりとされています。浴場が完成すると、鉱泉の評判が広まり、多くの人が集まるようになり ました。明治19年の分析の結果、この泉は含有量日本一の含鉄炭酸泉で、飲用して胃腸病・貧血症・浴して婦人病・神経痛などに効果があることが分かりまし た。
その後、船小屋温泉は戦傷軍人の湯地場に指定され、多くの文化人にも愛され夏目漱石も浴しました。鉱泉場の北側には漱石が読んだ句『ひやひやと雲が来るな り温泉の二階』の碑があります。また、昭和天皇や秩父宮殿下の訪問の際の宿泊もありました。
温泉の成分
温泉名:船小屋鉱泉温泉
泉質:含鉄(Ⅱ)・二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・弱酸性・冷鉱泉)
船小屋鉱泉場
船小屋温泉のメインスポットの船小屋鉱泉場! 船小屋温泉や矢部川の対岸にある長田鉱泉は、国内屈指の天然高濃度含鉄炭酸泉。レトロ調の外観が魅力的な鉱泉場では、無料で鉱泉を飲むことができます。
硫黄の香りが漂い甘みのない微炭酸のサイダーのような鉱泉は、飲泉時に胃腸への効能が高いとのこと。そのほかにも慢性便秘や糖尿病、肝臓病、貧血などにも効果があるようです(飲泉時には禁忌症に、ご注意ください) 。 
 しゅわしゅわ~と発泡し「砂糖を入れたらラムネになる」 船小屋鉱泉は、炭酸ガスの圧力により自噴している珍しい温泉です。
県営筑後公園内を歩いて九州芸文館へ 
 
 九州芸文館
平成25年(2013年)にオープンした九州芸文館は、新国立競技場のデザインで知られる建築家の隈 研吾氏の設計で三角形の屋根がいくつも連なるデザインは、筑後の山並みを表現したそうです。
 ゴールは新幹線筑後船小屋駅
午前曇り、午後快晴の中、歩行距離7kmの歩こう会は年のせいか大変疲れました。 
最後はスタートの 新幹線筑後船小屋駅で解散となりました。本日は大変おつかれさまでした。
次回の第94回歩こう会は平成28年9月6日(火)) 
那珂川町・五ヶ山ダム湖底を歩く。
歩こう会100回まで後7回です。頑張りましょう